バレなし・映画そんなひどいの?

DQ周辺の話題

はい、どうもです。

ちょっと時間があったので、ただいま絶賛(賛否両論?酷評?)公開中の「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」をみてきました。

いろいろおもうところがあったので、今回はそのお話です。

ネタバレ無しです。

 

映画観た感想(バレ無し)

映画が公開されたのが8月2日。

もう数日たっているので、ツイッターとか、ブログとかに見た人の感想などが上がったりしています。

ネタバレ回避目的でそういうのに触れないようにしていたのですけど、それでも低評価、というか酷評されているってのは何となくわかっていました。

でも、多分そうなるだろうなっていうのは予想していたので、特に気にはしていませんでした。

(過度な期待をしないで見に行ったとも言えますけど)

 

全体的な評価

いきなりですが全体的な評価です。

結論から言うと、もうちょっとがんばってほしかったって感じです。

この言い方だと手抜き映画みたいになっちゃうので言い方かえると、がんばる方向が間違ってるといったとこでしょうか。

ドラクエファンのおもいと、作る側の表現したいものがすれちがいになってる、そんな映画です。

※この映画をつまらないとまでいうつもりはありません。

 

気になったところ

ドラクエ5を知ってる前提

ある番組で監督の山崎さんは「(ドラクエ5をプレイした人の事を考えて)はしょらないようにしている」と話していました。

たしかにゲーム中重要なシーンは入ってます。

入ってますけど、入ってるだけと言いますか、なんでそういう流れになっているのか映画の中だけじゃわからないものばかりです。

そのために、見る人の記憶にあるゲーム本編の設定や物語で、補完しないといけません。

つまり、ドラクエ5を知らないと意味が分からないつくりになっています。

わたしはドラクエ5をプレイしてるから話は分かりますけど、未プレイの人にも物語として完成しているのか疑問です。

 

展開が急すぎ

なんの伏線も脈絡もなく「〇〇へ行け」とか「○○が必要」とかいわれます。

時間内に無理に収めた結果だとおもうんですけど。

やっぱり公開前に多くの人が心配したように、ドラクエ5の物語を映画にしようとおもったら2時間弱じゃ足りません。

前後編にでもすれば、物語的にはいい感じになったかもしれませんけど…

ネタバレになるので表現が難しいのですけど、この映画は前後編にする意味がないので、そもそもの話としていろいろ無理があったのかもしれません。

 

映画の世界感が見えてこない

上のとも関係しているんですけれど、余裕がなさ過ぎて世界や人物が描き切れてません

どういう世界で、いまどういう状態になってて、どんな人たちがいるのかがなくて、浅いです。

これがわからないと、映画の世界に入っていけないとおもうんですけど。

ゲームで得た知識はありますけど、ゲーム世界を完全再現しているわけではありませんので、映画は映画として、世界感も伝わるように描いてほしかったところです。

尺的に無理なんですけど。

 

主人公の性格

ドラクエの主人公は、少なくともナンバリングでは固定の名前はなくて無口・無個性です。

プレイヤーの数だけ主人公の個性があります。

でも映画だと主人公には、リュカという名前が付いていて、性格付けもされています。

この映画の主人公は、ちょっと私のおもうドラクエ5の主人公と違いすぎました。

結局最後まで、リュカ=私のドラクエ5主人公になりませんでした。

 

使用されているBGM選曲

もちろん使われている曲はすべてドラクエ曲です。

言うまでもなく名曲ぞろいです。

ただ、ドラクエ5の曲だけじゃなく他作品の曲も使われています。

どうせなら、ドラクエ5だけの曲でやってほしかったところですけど、仕方ない部分もあるかもしれません。

ただ、仕方ないですまないところもあります。

それはなんでここでこの曲?みたいな、合っていないところがいくつかあることです。

観た人はわかるとおもいますけど、ちらほら違和感感じます。

 

話のまとめかた

ネタバレになっちゃうのであまりいえませんけど、最後の部分、映画を通しての監督の主張や表現があるのも分からないでもないですけど、その見せ方はちょっとナシかなって、映画見てておもいました。

もちろん観客の求めるものを忠実に作れなんていうつもりはないですけど、それを裏切りたいならそれ以上のものを作らないと。

監督がドラクエ5やってないってあとで知って、ちょっと納得してしまいました。

ドラクエ5におもいいれのある人が、あれをどう受け取るのかまで想像出来なかったんだろうなって。

あと、あちこちの発言見るに堀井さんこの終わり方に満足してないですよね?

 

よかったところ

ダメだしばかりしてしまいましたけどフォローもしておきます。

CGアニメの出来

CGアニメとしては良くできてるとおもいました。

登場人物たちがどっかで見たような感じの絵柄ですけど、まぁそれはそれとしておもった以上の出来になっていました。

これは素直に評価されていい部分だとおもいます。

 

キャラも慣れればかわいい

公開前から鳥山風の絵じゃないことがずいぶんたたかれていましたけど、登場人物たちも慣れればかわいいです。

ビアンカも最初にキャラを見たとき違和感ありましたけど、観ているうちにこの性格付けだったらこっちの見た目ほうが合ってるとさえ感じてきました。

 

担当声優陣

専門の声優さんじゃなくて、俳優さんたちが担当していることに否定的な意見もありましたけど、今回の配役はわたしとしては完全にアリです。

実を言うと「ビアンカ=有村架純、フローラ=波留」には、違和感心配もあったんですが、いい意味で裏切ってくれました。

吉田鋼太郎さん演じるゲマも素敵。

 

条件付で脚本も悪くない

気になったところで書いたのと反対なことになっちゃいますけど、脚本自体は決して悪くはなかったとおもいます。

2時間弱の中でドラクエ5を描こうとおもったら、ぎちぎちに詰まっちゃうのはしょうがないし、その時間的な制約の中ではあれが限界でしょう。

ドラクエ5の話がある程度分かっているって前提なら、最後の部分以外は評価してもいいとおもいます。

 

おしまいに

初めてのドラゴンクエストの映画化、しかもファンも多いドラクエ5ベースってことで、酷評に拍車を掛けてるところもあるかもしれません。

 

いろいろ書いてきましたけど、最後の部分がもうちょっと違うものだったら、観た人が納得できるところに落ち着いたかもしれず、残念で仕方ありません。

逆に言えば最後の部分が受け入れられるなら、観る価値はある映画だとおもいます。

とは言っても見てない人にオチを言うわけにもいきませんし…。

 

今回の映画は、作り手がわたしたちドラクエプレイヤー、ドラクエファンのおもいを充分に理解できていなかったのではとさえ感じます。

もしかしたらあんまり思い入れのない人のほうが楽しめるのかも。

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